
インプラント治療について、よくある質問にお答え致します。
- インプラントの手術時間や、痛み・腫れについてはどうですか?
- 処置時間は約60分〜120分です。
手術は麻酔をしてから行いますので、手術中の痛みを感じる事はありません。
ただし、麻酔がきれますと、傷口の痛みがまったくないわけではありません。
手術後 1〜2日は腫れや痛みがでる場合がありますが、痛みや腫れはしだいに和らぎます。
- 治療期間はどのくらいですか?
- 一般的に、顎の骨に埋入したインプラントが周りの骨と結合するのに、6〜24週間ほどかかります。
その後、人工の歯(歯冠部)を製作して装着する為の期間が、1〜3週間ほど必要となります。
- 入院は必要ですか?
- 限られた例外を除いて、入院の必要はありません。
しかし、通常のインプラント手術でも、術後2〜3日は安静が必要となります。
- 手術後に注意することはありますか?
- 術後1〜2日腫れている間は食事に少し不便が出ると思います。
また、細菌などに感染しやすい期間でもあり、食事は硬いものを避け、ジュースやスープなどの流動食や
栄養のバランスに優れたベビーフードなどを召し上がってください。
当日もしくは翌日くらいまで多少出血があると思いますが、うがいは避けてください。
薬は指示通りにきちんと服用していただき、歯磨きは当日はせず、その後は指示に従ってください。
- インプラントは何本入れればよいのですか?
- 抜けた歯 1本に対して、必ずしも 1本のインプラントを入れる必要はありません。
(顎の骨の状態によっては、入れる事ができない場合もあります。)
- インプラント治療の間、歯がない部分はどうすればよいですか?
- 仮歯や仮の入れ歯を入れさせていただきます。
見た目にも食事をするにも問題はありませんのでご安心ください。
- 歯槽膿漏でもインプラント治療は受けられますか?
- 歯槽膿漏にかかっている方はお口の中の衛生状態が悪い場合が多く、
そのままではインプラントを入れる事ができません。
歯周治療を行い、正しい歯磨きを身につけ、歯槽膿漏を治した後にインプラントを行います。
- 糖尿病でもインプラント治療は受けられますか?
- 医師の指導のもとに十分にコントロールされていれば問題ありませんが、
状態によってはインプラント手術ができない場合もあります。
詳しい病状をお伝えいただき、十分に審査いたします。
- インプラント治療を受けることに年齢制限はありますか?
- 骨の成長がほぼ終了する年代である16歳以上で、医学的・解剖学的に条件が満たされている限り
どなたでもインプラント治療を受けていただく事ができます。
年齢の上限はございません。
- 治療費はどのくらいかかりますか?
- インプラント治療は自由(自費)診療ですので、診察を含め保険がききません。
使用するインプラントの種類や本数、装着する人工歯の種類や症例の難易度によっても
費用は異なってきますので、事前にご相談ください。
- インプラントの治療費が病院によって違うのはなぜですか?
- インプラント治療は基本的に保険適応外の自由診療となる為、治療費は各医院によって異なります。
価格が安いところでは1本10万円から、高いところでは1本50万円以上もする医院もあります。
では、なぜまで価格に差が出るのでしょうか。
その理由の一つに、インプラント治療における材料費と人工歯を作製する技工料の差が考えられます。
現在日本で使用されているインプラントは約100種類以上と言われています。
長い臨床研究のもと確立された質の高いインプラントもあれば、その模倣品というだけで
適切な臨床研究がされていない粗悪なインプラントも存在します。
そういった低価格で粗悪なインプラントを体内に埋め込むというのは
長期的にみると危険性が高いと考えられます。
また、人工歯の作製費用も様々です。
インプラントに装着する人工歯は他の歯にも増して高い精度が求められます。
精度が劣悪な人工歯は将来的にトラブルの要因となってしまう危険性があります。
長期的に安定した人工歯を作製させて頂くためには、熟練した技工士に精度の高いものを
作製してもらう必要があるため、必然的に費用は高くなってしまうのです。